インドビジネスがよく分かる中島敬二のインドコラム

インド人との付き合い方、活用の仕方

2013年12月

Ⅰ.私の付きあい方の基本姿勢
1.インド人を最初から固定観念で見ない。
 
・私に限らず、他の方々のインド人観、インド人の付き合い方を鵜呑みにすることは危険です。
・インド人には4つのタイプの人間がいます。
 
①  内も外も善良な人 ②外は善良に見えるが、内は悪③外は悪に見えるが、内は善④ 内も外も悪
 
・このタイプの判断は簡単ではありませんし、長い付き合いの中で少しずつ分かって
くるものであると考えます。しかも相手によってまた場面によって変わってきます。
 
2.インドを好きになるように努力する。好きになれない場合でも、自分はインドを好きだと自分に思わせる。
(1) インドを嫌いになり始めるとますますインドを嫌いになります。
・ネガティブな視点でインドを見るようになるためです。インド・インド人の悪いところだけ見えてきて、良いところが見えなくなることが多くなります。
(2) インドを嫌いになると本当のインドの姿が見えなくなります。また、インドを理解する機会がますます少なくなってしまいます。
(3) インド大好き人間と言われている私は、最初はインドを嫌いであった。
・私がインドに最初に出張したのは、42年前ですが、たちまちインドを嫌いになりました。
・まず、その当時のインドは大都市でも汚く、臭くて停電は1日数時間、電話がかかるのに2-3時間、通じてもすぐに電話が切れてしまう、ホテルの室内は暗くそしてとても暑い。ホテルの部屋の天井にはヤモリがたくさんいました。
・日本食レストランはアショカ・ホテルの中に1軒のみ。ここで食事をするとする半数以上の日本人は下痢をしてしまう。しかも料理はとても不味い。
・貧しかったインドには外国人をだます人も多く存在し、何時も緊張していたので大変疲れた。腸チフスやコレラも要注意でありました。
・そのようなインドに対し、インド好きな人は変わり者と言われていました。
(4) 1989年に初のインド駐在辞令を受けた私はインドを絶対に好きになろうと決心しました。その方法をここでご紹介します。

(a) 先ず、インドの現実は変わらないし変えられない。インドで仕事するなら、現実は現実として受け入れるしか仕方がないと覚悟しました。
(b) 次に、生活・ビジネス環境の悪いインドは自分の人生の修行所であり、自分を鍛えるためには絶好の場所・機会であると思い込むようにしました。
(c) 当分の間は片目を閉じて、インドの良いところだけを見るよう心がけました。
(d) 日本人的感覚を一旦棚にしまい、できるだけインド人感覚を理解するよう努力し
対応するようにしました。
・赴任直後家内への手紙を出すため郵便局に行きましたが、その時、お釣りをポーンと私に投げてきましたので腹が立ちました。侮辱と感じたためです。
・だが、待てよと思い、他のインド人に対する態度を見ましたら、私に対して同様にお釣りを投げていました。
・「ああ、これがインド流のやり方なのだ。自分は蔑視されたのではなかったのだ」と思い直し、以後このような行為は気にならなくなりました。それどころか、釣り銭を丁寧に返してくれる時は嬉しくなりました。
 
(e) できるだけポジティブ思考で対応することを決めました。
・当時の駐在員の殆どは生活が不自由のため、仲間で食事をするときは、インドの悪口や愚痴をこぼし合いストレスを解消していましたが、これでは一時的解消法でいつまでもこのような状態は続いてしまうと思い、悪いこと、嫌なことはポジティブに対応することにしました。
 
*例えば、以下のように、です。
(i)「インド人はすぐ騙すので気を許せないし嫌いだ」
 
・日本の一部でも昔はそうであったのではないか?石ころを詰めた缶詰を輸出したり、化繊を絹と偽って売ったり、また今でも日本には詐欺師はたくさんいるのではないか?
・インド人が私たちを騙そうとするのは、貧しいからである。インドの経済が発展すれば、だんだんこのようなことは少なくなるはずだ。
・そもそも騙される私が悪いのだ。インドをそしてインド人を勉強し、経験して騙されないようになれば、それでよいのではないか?
 
(ii) 「インドにはまともな日本食レストランがない」
・これは商社マンにとってはプラスである。日本食レストランがないので、たとえ大した料理をお出ししなくても、日本から来られるお客様を自宅接待ができるのではないか?
・実際にかなりの数の日本人取引先の方を自宅接待しましたが、レストランで5回接待するより1回の自宅接待の方がずっと効果があることが分かりました。この自宅接待がなかったら、私のインドでの仕事はそれほど上手くいかなかったと思います。
 
(iii) 「インドにはバンコックのようなナイトクラブがない」
・これはありがたいことではないか。自分はメキシコ勤務時代に連夜ナイトクラブ等に日本人顧客をご案内したが、大変疲れたし、勉強する時間もなかった。
・ナイトクラブがないことで、自分の時間を余計に持てるので嬉しい。
 
(iv) 「インドではシンガポールとは違って買うものがない」
・結構なことではないか。お金が溜まるのではないか。
・インド宝石店がたくさんあり、家内が相当数の宝石を購入しましたので、思惑通りにはいきませんでしたが…。
 
(v) 「インド人は手で食事をするので汚い」
・おや、ちょっと待ってくれ。日本人もお寿司やおにぎりは何で食べる?
 
3.礼儀正しく真摯の気持ちで目線を下げてインド人とお付き合いする
(1) 上からの目線でインド人と関わると失敗する。
・これは私が畏敬しておりました故・清好延氏からのアドバイスです。
・「日本人は、イン人が困っていると決め込んで、インド人に教えるとか、インド人を助けるかと言う顔をしてしまう。教える側と教わる側の立場を期待して事にあたると、大概の場合うまくいかない。なぜならば、インド人は困っていないのである」、と。
・加えて、インド人はとてもプライドの高い国民ですので、上からの目線に対し拒否反応を示すこともあります。
 
(2) どんな人に対しても礼儀正しくお付き合いをする。
・地位の高いインド人や仕事に影響力のあるインド人には礼儀正しく丁寧な言葉で日本人の方々は対応しますが、運転手やインド人部下などにはぞんざいな言葉をついつい使ってしまいます。
・インド人は地位に関係なく、貧富に関係なくプライドを持っています。表に出さない(出せない)場合でも、心の中には自尊心を持っています。
・インドで仕事をする限り、接触するインド人に反感を持たれては良い仕事ができません。
・私はどんなインド人でも、Mr.か「さん」を付けてインド人を呼ぶことにしています。
・また依頼する場合、命令する場合でも、Pleaseを必ず付けるようにしています。
 
4.表面は性善説態度で、内面は性悪説態度で対応(するのが無難と思います)。
・相手の本性が分かるまでは、相手を信じず、用心が必要です。
・しかし、警戒心・不信会を表面に出してしまいますと、人の心を読むことに敏感なインド人は不快な気持ちを持ち、心を開いてきません。
・従い、外面では信頼しているとのメッセージを相手に与え、真摯な態度で友好的に接するようにしてください。
 
5.日本流「以心伝心」はインドでも通じません。話し言葉か文章のコミュニケーションが全て考える。
・インドでも「以心伝心」はありますが、これは相当期間付きあって可能になるものです。
・「意志伝達できたかどうか」くどいと言われても確認を続けてください。その内に先方より「あなたの言いたいことは…でしょう」と言いうようになってくる場合もあります。
・また、こちらの意思が正しく伝わったかを確認する前に、相手の意思がこちら側に正しく伝わっているかを確認することが先決ですが…。・多くの問題が双方の理解間違いや理解不足が起因していることを銘記願います。

6.暴力行為は厳禁
・インド人に対し手を上げることは絶対に避けなくてはなりません。
・ある日系企業の話ですが、サボタージをした従業員の肩を思わず軽く押しただけで警察に訴えられました。
・こちらが暴力を振るったわけでもなくても相手が悪意を持っていれば、大げさに暴力を振るわれたことになってしまいます。
 
7.日本的考え・日本の常識は必ずインド人に受け入れられる。ただし、インド流の考え、慣習を考慮し、段階的に粘りよく実施する。
 
8.完璧を求めない。“重箱のゴマをすりこぎ棒で
・すりこぎ鉢のゴマをすりこぎ棒でこなしたらよくこなれます。だが、重箱の中のゴマをすりこぎ棒でこなしても4隅にこなれないゴマが残るのは、しょうがないという考えです。
・ここでは、完璧でなくても80%ぐらいで我慢しようということです。
 
9.インド人との付き合い方は4つのA
・よく言われていることは、4つのAの対応です。焦らず、あわてず、諦めないで、そして当てにしない、という対応です。これは仕事だけでなく、インドでの生活する上でも参考になるかと思います。さらにもう一つのAは侮らず、です。
 
Ⅱ.インド人との付き合い方の私のアドバイス(上述以外)
1.正しいと思われることは、それを通す。遠慮はいりません。
2.断固とした毅然とした対応
・できないことはNO.とはっきり言うことが大切です。また、黙っていると彼らに好都合に解釈しますのでイエスとなってしまうことがあります。「NO」とはっきり言える日本人は最終的には尊敬されます。
 
・自動車メーカーのマルチ・スズキ社は、最初は苦労しましたが、当たり前のことを当たり前としてさせることをまず徹底させることでインド最大で最優良の会社となりました。会社ルールを守らせることについては妥協はぜず徹底的にやらないといけません。
 
3.沈黙は評価されない場合があるので、言うべきことは発言する
・自分の意見を持った人をインド人は評価し尊重します。
 
4.インド人は論理的に自己主張するが、怖くない。論理の前提を崩せば…
・ある前提(仮説)の上での論理展開にインド人は得意で、日本人は言い負かされてしまいます。
・しかし、前提条件が間違っていることもありますので、相手の話を良く聞きながら、論理ではなく、彼らの論理の基になっている点(仮説)をチェックしてください。
 
5.約束を守る。できないことは約束しない
 
・インド人は約束を守らない、約束したことを忘れる人がいますか、当方側は約束を守る・インド人は約束を守る人に対して敬意を払いますし、このような対応を続けますと、インド人も約束を守るようになる場合もあります。
・特に小さな約束を履行すると大変喜びます。インド人から信用されます。
・インド人は相手が約束したことはよく覚えています。約束を履行しなくてもインド人は何も言いませんが(但し、相手の利害が絡むことは別です)、心の中では「この人は信用できない人だな。私も約束は守らなくてもいいのだ」と思ってしまいます。約束は守りましょう。また、できない、難しい約束はしないようにしたいものです。

6.たとえ嫌な奴でも態度には出さない。我慢する。
インド人は好き嫌い感情に敏感であります。こちらが、好きになれそうもない人でも態度には出さないでくださいインド人はこの人と会うのはこれが最後と思うでしょう。
・こちらが嫌いと思っている間でも、我慢して相手に対して好意を持っていることを態度で示せば、相手の態度は変わる場合が多いです。
・相手の名前をできるだけ呼ぶ。会社の日本人経営者・幹部に名前を覚えられたことだけでもインド社員は喜びます。
 
7.カーストの話題はこちらからは出さない
・カーストの話題をこちらから出しさえしなければ、仕事上・生活上何も問題は起こりません。あくまで個人の問題だからです。
・時々上位カーストの子孫が自分の先祖の(自慢)話をしますが、その時は「そうなんですか?」と相槌を打てばいいだけの話です。
 
8.インド人とは宗教の話をしても多分大丈夫
・インド人は「自分は自分、他人は他人」とう考えます。従い、相手がどのような宗教を信じても気にしません。改宗を求めてくることも滅多にありません。
・但し、他宗教を批判するような言動は慎むべきです。自分の宗教だけを語ることは普通のインド人は不快の気持ちを持ちません。
・なお、宗教的行事はインド人にとって大変重要ですので、インド人の宗教的行事・儀式をバカにしたり、批判したりすることは絶対禁物です。
 
9.合弁事業のばあい、「従業員の中には、常に現地パートナーの目があり耳があり」
・インド人・会社との合弁事業の場合ですが、親しくなった従業員にパートナーの悪口を言ったり、パートナーには知ってほしくない情報を言ったりすると、まず間違いなくパートナーに通報されてしまいます。
・いくら仲が良くなっても、信頼関係ができても、彼等にとってはインド側パートナーの方が重要です。不用意にこのような発言はしないよう努めてください。
・私は逆にインド従業員にパートナーに関して良いコメントをしたところ、翌日はこのパートナーは私に対し大変ご機嫌が良かったことが思い出されます。
 
10.お付き合いをしているインド人の誕生日を記録しておく
 
・私は自分の運転手やコック等の誕生日をPCの予定表の中に記入して、誕生日にはおめでとうと言ったり、簡単なプレゼントをしたりしています。インド人は自分に関心を持ってくれる人を好きになります。(これはインド人に限りませんが)
・また取引先の重要人物や会社の幹部の誕生日は勿論のこと彼らの奥さまの誕生日の誕生日リストに記入しておりました。誕生日にはプレゼントを家まで持参したり、運転手に届けさせたりしたが、このおかげで仕事が大変やりやすくなったことが多々ありました。E-mailで「Congratulations」と言うのも良いでしょう。
 
11. ギフトは必ずしも必要ではない。でも持って行けば喜ばれる
・会社や家庭の訪問やパーティ出席する際、多くのインド人は私たち日本人からギフトを期待していません。ギフトを用意しようか迷っているなら、貴方の出席がギフトであると考え、何も持って行かなくても相手は不快に思いません。
・私の友人の多くはギフトをもらうより渡すことの方が嬉しいと言っております。
・なお、ギフトを渡す場合、ギフトの中身は余り重要でないと思っています。ギフトともらうことそのものが喜びとしています。(日本と取引が多いインド会社の社長の家に行きましたら、荷物部屋の中に封が切られていない日本製のチョコレートやお酒が埃をかぶって山積みになっていました)。
 
12. インド人の前では、日本人同士の日本語会話は必要最小限にする。
・インド人の前で日本人同士が会話する必要があるときは、私は必ず、「彼と日本語で話してよろしいですか?」、と聞きます。〈快くPleaseと言ってくれます〉
・またインド人の前で日本語でインド人の悪口をいいますと、話せなくても、一部単語を知っている場合もありますので、その内容を知られてしまうことがあります。
・インド人の感覚は私たちが想像している以上に鋭く、日本語が分からなくても態度・言葉のトーンで理解されてしまうこともあるので、この点ご注意を…。
 
13. 日本的な浪花節は通じない。だが、一旦信頼関係ができたら、日本以上に通じる。
・インド人は一見ドライには見えますが、中身はとてもウェットなのです。
・義理人情の厚い国民だと思います。
 
14. 八方美人になる。但し個々人間では「あなただけですよ」と。
・敵(嫌いな友達も含む)の味方(嫌いな人の友達)は敵という意識が強くあります。
・先方の人間関係を知り、先方の敵に関する話に同調するなら効果的なこともしばしばあります。敵対する相手の友達かと聞かれたら、「友達ではないが知り合いである」と曖昧に答えておいた方が無難です。
・私は正直に答えたため、何人もの友人を失いました。(インド人の好き嫌いはとても激しいです)。
 
15. 相手の主張をむやみに否定しない。「イエス…バット」で…
・否定すると、さらに主張を延々と繰り返してきます。
・とりあえずまず相手の言い分は言い分として認めてから、それを踏まえてこちらの主張を言う、ということを私はよくやっています。
・あるいは、「Understand , But my view is different from you」の言い方も良いと思います。
・私はどうでもいいこと或いは私に被害が及ばないことは否定しないことにしています。
 
16. 待つことに耐える
・インドでは偉い人ほど待たされる。怒ったら負け
 
17.招待・もてなしは極力断らない
・インドではお誘いが多数きますが、どうでもよい相手の誘いは断っても良いが(いや、むしろ断るべき)大切な人、重要な人からの招待はできるだけ断らないほうが無難です。・またお断りする場合でも、相手が納得する理由で…。
 
18. 年長者への尊敬と丁寧な言葉を
・どのインド人も自分より年長者には敬意を払うよう、しつけられて育ちます。
・大手企業のトップでも父親に対する態度は盲従的
・多くのインド人は年長者の前ではたばこを吸ったり、お酒を飲んだりしません。
 
19. インド人独特の縁起担ぎを知っておく。例えば「ラフカーラム」
・毎日90分間の「ラフカーラム」と呼ばれる時間帯があり、この時間に仕事をすることは不吉と思っている人がいます。
・月曜日(7:30~9:30)・火曜日(15:00~16:30)・水曜日(13:30~15:00)
・金曜日(10:30~12:00)・土曜日(9:00~10:30)  ・日曜日(16:30~18:00)
 
・私はこの時間帯にはインド人取引先とはアポイントメントを取るのを避けています。だが、最近ではインド人でもあまり気にしなくなっています。
 
20  会社の部下への対応例
(1) 部下のデータはできるだけ正確にそして多く(家族構成、ベジ・ノンベジ・誕生日)
(2) 注意・叱責は他の人がいない時に…ただし、効果があれば、人前でも時にはやることも効果的でしょう。また、大声で怒鳴るのは極力少な目に…。
(3) 間違いは許す。だが、その間違いの原因を徹底的に解明理解させることは大事です
・ソーリーと言ったら、許してやればいい。だが、その後の同じ間違いは厳しく。
(4) その場限りのお世辞や過剰な評価は慎む
・よい仕事をしたときは適度に褒める。褒めてさらに良い仕事をしてもらうように心がける。私もオダテには弱いのですが、インド人もオダテに弱いものです。
(5) 但し部下の家族(妻、子供、親)は少し大袈裟に褒める。
・家族のことを褒められると自分が褒められた以上にインド人は喜びます。
・また、奥さんや家族の前では本人を褒めあげる。言質を取られないようなやり方で…
・相手の家族に関心を持つと原則ですが、相手も好感を持ってくれるでしょう。
 
(6)イエス」という返事は慎重に(気軽に言ったことも彼らはよく覚えている)
(7) 時には演技として弱さを見せる
・「自分はその意見には理解できるが、本社が了解しないので…」と言うと理解してくれ場合もあります。彼らも権威には弱いのです。
(8) アイ(愛)コンタクトを使う
・インド人部下との関係強化の一つの方法として、私は、他の人には気づかれないようその人のみにわかるアイコンタクトをします。他の人に分かってしまうと、マイナスになりますので、TPOに注意する必要があります。
(9) 末端の社員にも時々温かい言葉を投げかける
Ⅲ.その他(ご参考まで)
1.序列
・組織内におけるヒエラルキー意識や年功意識が極めて強いので、肩書きや職位序列はインド人にとっては非常に重要です。
・相手の肩書きは、正式かつ正確に呼ぶ。仮間違えば、信頼を失うことがある?
2.名刺交換の作法
・インド側のもっとも上位の人物から必ず名刺交換を始める。(誰が一番偉いかは、先方側の態度・雰囲気で分かる場合が多い)
・名刺に、Doctor, Professor,などと書かれていたら、その後はこの称号を付けて呼ぶ。(インド人は学歴や大学名に敬意を払います)。
3.無言の肯定・否定のしぐさ
(1) 頭を上下に振るのはYES
(2) 頭を左右に振るのはNo. (但し、(3)と間違えることもあります)
(3) 頭を左右に振りながら、肩の方に頭を傾ける。(鼻で小さな無限マークを描くよう) 
・これはしばしばしば外国人がNoというサインと誤解する。これは「あなたの話を聞いています」やOKを意味することがあり、肯定や同意のしぐさです。
・なお、親しげに相手の背中や肩をたたくこともありますが、単なる親愛の印が大半です。
 
4.覚えておくといいインド人の動き
(1) インド人はパーソナル・スペース(個人空間)を大切にする。他者との間は腕の長さほどの距離をとり、近づきすぎないようにする。(一方、逆に考えるインド人もいます)。
(2) 右手を使う。
(3) 人の頭には触れない。(頭は繊細な部分と考えられています)。
(4) 足に注意
・足は不浄と考えられています。足や履物で人を指すことは侮辱とみなされます。
・足や履物が誰かに触れた場合は、すぐに謝る。
(5)手招きするときは、腕を伸ばして手のひらを下に向けて指を揃えて行う。
(6) 一本指や二本指で相手を指さない。これは目下のものに対するのみ使用。手全体で
 
5.インドの言葉
・ヒンドゥー教徒の挨拶は「ナマステー」か「ナマスカール」(あなたに敬意を表します)
・ムスリムの挨拶は、「アッサラーム・アライクム」(平安があなたにもたられますように)その返事は「ヴァーライクム・サラーム(あなたにも平安が訪れますように)
・シィク教徒の挨拶は「サト・シュリー・アカル」(不死の主は真なり)
・尊敬を表わすには、挨拶や名前や親族名称の後に「ジー」を付ける。「ナマステージー」
・「アッチャー」は、「正しい」、「本当!」「そうですか」、「さようなら」の意味
・「ティク・ハェーイ」は、「オーケー」「結構です、承知しました」